「たいせつ」に出会えたらいいね、らくようで。

給食室から

 

毎年恒例「たけのこの皮むき」のお手伝い。今年のたけのこは、例年に比べ少し小ぶりでした。

前日から楽しみにしていた年長組の子どもたちは、本物のたけのこに興味津々。友だちと気づいたことを口々に話しています。給食室の先生から皮のむき方を教えてもらい「さあ、やってみよう!」

たけのこそのものを見るのも触れるのも初めての子が多く、たけのこの香りや土のにおいに「なんか、くさいなあ」「土のにおいする」などとつぶやきながら、皮を一枚一枚そっとむいていきました。

 

むいた皮に触れ「なんかチクチクする」。でも、裏側は「うわぁ、こっちはつるつるしてる」と、表と裏の違いに驚いている子もいました。また「ここイボイボある、気持ち悪い」と太い部分にある赤いつぶつぶを発見。栄養士が「そのつぶつぶのところは、根っこが生えてくるところ。これが大きくなったら何になるか知ってる?」と聞くと、「竹になる」と自信ありげに答えていました。「お手伝いするの大好き」「たけのこ好きやし、給食で食べるの楽しみ」など、うれしい言葉が飛び交います。最初は触るのがやっとの子も、何枚も皮をむいていくうちにだんだん慣れてきて表情もほころび、楽しみながらお手伝いをしている姿がたくさん見られました。

翌日の献立「若竹煮」は、特に年長組がよく食べていました。

この時期の旬のたけのこをいろんな角度から楽しんだ年長組でした。